ザンギの鉄道旅行

復刻版時刻表を使って色々遊んだり、たまにリアル旅行記も書いたりしています

HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス旅行記4日目~特急大雪でかぶりつき~

 

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↑これらの記事の続きです。

4日目は留萌に行った後、特急大雪(たいせつ)にて網走まで行きました。

カムイ8号 旭川718→736深川

まずは特急カムイにて留萌本線の起点、深川に向かいます。自由席に乗りましたが、車内はガラガラでした。20分ほどで深川に到着。

 

深川759→855留萌

深川で留萌行きの普通列車に乗り換えます。車内は座席はほとんど埋まるけれども立ち客がでるほどではないという混雑度でした。しかもほとんどが観光客(≒鉄道ファン)のようでした。特筆すべきことなく、深川から1時間ほどで終点留萌に到着。

留萌904→1000深川

留萌で9分滞在した後、折り返し列車で深川に向かいます。私同様、留萌本線乗りつぶしたかっただけの方々でしょうか、留萌行きの列車と乗っているメンバーはあまり変わりませんでした。もちろん留萌から乗ってきた方もいましたが。

さて、この列車は旭川行きであり、当初の予定ではこの列車で旭川まで行き、旭川で大雪の発車時刻までの2時間ほどを過ごす予定でした。しかし、深川で私以外の全員が下車したためこれは何事かと思っていると、どうも深川で旭川行きの特急カムイ、札幌行きの特急オホーツク両方に接続しているようでした。もちろんこのまま普通列車旭川に向かってもよいのですが、旭川到着が早くなればその分旭川で何かできるかもしれないと思いカムイに乗車することにしました。

カムイ7号 深川1006→1025旭川

ということでカムイ乗車です。JR北海道の特急車両では座席ポケットに「The JR Hokkaido」という車内誌が入っており、それの後ろ方のページに特急の時刻表が載っているのですが、それを眺めていると今乗っているカムイ7号が1025に旭川に着いた後、旭川1030→ライラック18号→1048深川1106→ライラック11号→1125旭川、のように特急ライラックを乗り継げることが判明しました。カムイ、ライラックに使用されるのはいずれも789系という車両なのですが、カムイには1000番台、ライラックには0番台と違う番台の車両が使用されているので、せっかくですしライラックにも乗ることにしました。

旭川で下車するとこんな列車が↓

JR北海道が沿線活性化のために導入したキハ40系「山紫水明」シリーズの山明号が滝川行きの普通列車の運用に入っていました。まさかこんなところで出会うとは。当初の予定通り普通列車旭川に向かっていると旭川着は1041。この列車は旭川1035発なので普通列車に乗ったままでいたら途中ですれ違いはするもののじっくり見ることはできなかったようなので、予定を変更してよかったなと思いました。今思えばこちらに乗車しても深川で1106発のライラックへ乗り継げたので、乗ればよかったのですが、当時の私は旭川でのライラック5分乗り換えのために結構急いでおり、この列車の発車時刻と深川到着時刻を確認するのを完全に怠っていたため、せっかくの乗車機会を逃すことになりました。

ライラック18号 旭川1030→1048深川

そしてライラック号、こちらが789系0番台です。カムイの1000番台とは色が違いますね。他にもカムイにはグリーン車が連結されていませんが、ライラックにはグリーン車が連結されているというよいうな違いがあります。

このライラック号は稚内636→1019旭川特急サロベツ2号の接続列車なのですが、サロベツ号が13分ほど遅れていたようで、そのサロベツ号の到着を待っての発車となりました。5分ほどの遅れで旭川を発車。深川1106発のライラックに乗り継げそうなことに安堵します。大雪の発車時刻に間に合うだけなら、深川1106発を逃したところで1時間後のライラックに乗ればいいのですが、ここまで食事はパンや、駅弁といったものばかりだった私は旭川で「ちゃんとしたご飯」を食べたかったので、食事時間の確保のためにも深川1106発のライラックにはどうしても乗りたかったのです。

遅れていたサロベツ号 キハ261系はまなす編成

深川到着後、駅前を少しブラブラして、駅前広場から先ほど旭川で見かけた山明号を撮影しました。パッと見ですが乗客は0でした。


ライラック11号 深川1106→1125旭川

また789系0番台に乗車し、旭川に向かいます。この日4度目の深川~旭川です。特に書くことはありません。旭川到着後は駅前イオンのレストラン街で豚丼を頂きました。

大雪1号 旭川1241→1635網走

 

旭川からはデビューから35年以上経た今もなお現役の、国鉄気動車キハ183系特急大雪に乗り網走に向かいます。現在では画像のように青色に塗装されているのですが、2022年、一部車両がデビュー当時の色に復刻塗装されることが発表されました。そして、私が乗ったこの編成の、2号車ハイデッカーグリーン車がその復刻塗装車でした。

 

 

とはいえ、私が乗ったのはこのハイデッカーグリーン車ではなく、通常塗装の1号車(指定席)でした。席は17A、一番前の通称かぶりつきシートです。

 

1カ月前九州に行った際も885系のかぶりつきシートに乗ったのですが、885系の独特な前面形状ゆえ座席からはかなり前が見にくかったんですよね。その点キハ183系は前面形状もよいため、前面展望をおおいに楽しむことができました。まあ、旭川~網走間ずっと前面展望を楽しめるわけではなく、進行方向が変わる途中の遠軽までなんですけどね。

指定席を取ったのが北海道上陸直後、すなわち3日前の午前中だったのですが、運よく空いていて本当に良かったです。

遠軽までは前、遠軽からは横と、ときたま後ろの景色を楽しみながら(とはいっても途中山だらけ)旭川からおよそ4時間終点網走に到着です。初日に北斗に4時間近く乗ったときはかなり疲れましたが(飛行機移動の疲れもあったでしょうが)、4日目ともなると4時間乗車とかも慣れたものです。あまり疲れませんでした。私の身体がおかしくなっただけなのかもしれませんが。到着した時の網走は涼しい上に(旭川と前日訪れた美瑛、富良野は暑かった)、雲一つない青空が広がっておりとても気持ちの良いものでした。

 

終わりに

この日は廃線が噂される留萌本線に乗った後、引退が近いであろうキハ183系に乗るというように「まだあるうちに乗っておこう」というような感じで移動しました。留萌本線は深川~石狩沼田間は残るのかもしれませんが、石狩沼田~留萌間はかなり危ういですし、キハ183系もかなりボロくなっていたので、そう遠くない未来にキハ261系、あるいはキハ283系に置き換えられることになるのではないかと思います。

5日目は網走から釧網本線で釧路に行った後、即、特急おおぞらに乗り換えて南千歳で下車後、新千歳より空路にて帰途につきました。ラブパス自体はもう1日使えたのですが、予定の関係で5日目に帰還することにしました。そのことは次の記事で。