ザンギの鉄道旅行

復刻版時刻表を使って色々遊んだり、たまにリアル旅行記も書いたりしています

HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス旅行記1日目~キハ281系に乗りまくる~

6月11日~15日までHOKKAIDO LOVE!6日間周遊パスを使って旅行してきたので、その時のことを書こうと思います。

前置き

このHOKKAIDO LOVE!6日間周遊パスは6日間、12000円JR北海道の列車が特急も含めて乗り放題になるという破格のフリー切符です。青春18切符が特急利用不可で5回分12050円、ということを考えると、そのおトクさがより伝わるかと思います。なぜこんなに安いのかというと北海道からの補助金を受けて発売されているからなんですね。それゆえ発売枚数に限度があり、この記事を書いている前日にあと3~4週で売り切れるというような記事を見かけました。また、この切符は利用開始日の1カ月前から前日までの間にJR北海道指定席券売機みどりの窓口で購入しなければなりません。つまり、購入当日は利用できないということになるので、その点は注意が必要です。道外の方は北海道に前日入りする、あるいは、北海道在住の知り合いに代理購入を依頼する、等の策を講じなければなりません。まあ、北海道に行かなくても青森県奥津軽いまべつ駅

でも買えるそうですが、まあそこは置いときましょう。

また、以下めんどくさいのでHOKKAIDO LOVE!6日間周遊パスを単にラブパスと表記します。

旅行記

まずは成田を朝8時に出る飛行機にて新千歳に向かいます。ピーチのセールの時に買ったので確か運賃に空港使用料や手数料等、諸々込みで5000円ぐらいだったと思います。ピーチはセールで買うと本当に安いです。成田~新千歳往復で10000円切りましたし。本当は成田9時30分発の飛行機にしたかったのですが、そちらはセールの分は売り切れだったようで運賃だけで12000~13000円ほどしたこと、私の家の最寄駅から成田に朝7時にたどり着けることから8時発のにしました。めちゃくちゃ眠たかったですが。

さて、私は北海道に来るのはこれで4回目なのですが、なにげに初新千歳です。別にあえて北海道上陸、離脱地で最もメジャーであろう新千歳を避けていたというわけではなく、船で上陸してみたかったり、青函トンネルを通ってみたかったり、行先の関係から釧路空港を使ったりと、ただ新千歳を使う機会がなかっただけです。

 

私は北海道在住の友人にラブパスの代理購入を依頼し、事前に郵送してもらっていたので、北海道到着後、即移動開始します。まずは快速エアポートで札幌まで行きました。地味に新千歳~札幌って1150円もするんですね。割と高い、、、ラブパス送っといてもらってよかった。

札幌到着後、本格的に移動を始めます。本当にひたすら移動です。とはいえ、この日の宿泊地は札幌なんですが。

タイトルにもある通り、この日の一番の目的はキハ281系に乗ることです。キハ281系は個人的に885系2次車につぎ、2番目に好きな車両なのですが、今まで乗ったことがないこと、あと数年で運用離脱となってもおかしくないことから是非とも乗りたいと思っていました。また、どうせなら始発から終着まで乗り通したいと思ったので、キハ281系が運用される札幌1327→1713函館の北斗14号に乗ることにしました。とはいえ、札幌到着時点でまだ11時過ぎ。時間があるので以下のような旅程を組み込みました。

すずらん4号 札幌1132→1202南千歳

 

まずは特急すずらんに乗車し、新千歳空港のお隣、南千歳に向かいます。あわよくば785系に乗れたらいいなと思っていたのですが、来たのは789系でした。まあ仕方ないですね。

もう少し離れた場所から写真を撮りたかったのですが、この時千歳は結構雨が降っており(札幌は降っていませんでしたが)もう少し離れようとするとホームの屋根がない部分まで行かなくてはならなかったのでこの距離から撮影しました。

北斗5号 南千歳1216→1249札幌

南千歳に着いたのも束の間、北斗5号で札幌に向かいます。今日はこの後、このキハ281系に8時間ほどお世話になります。

北斗14号 札幌1327→1713函館

札幌駅構内の「蕎麦紀行」にて、昼食を摂った後、いよいよキハ281系区間乗車に挑みます。ちなみにラブパスは6日間JR北海道の列車が乗り放題になるだけでなく、掲示すると様々な施設で特典を受けられるのですが、この蕎麦紀行では会計が10%引きになるという特典がありました。他にもたくさんの特典があるので、気になる方は「ラブパス 特典」などと調べてみるとよいかと思います。

さて、北斗14号は指定席を取っていたのですが、ガラガラでした。自由席がどうだったかはわかりませんが、自由席でも十分座れたのではないかと思います。

一つ気になることが。それは車内にある電光掲示板から流れるこの表記。「This is a HOKUTO Limited Express…」そう、aです。どうもJR北海道は特急固有名詞の前の冠詞にaを採用しているようですね。あまり特急には乗らないのですが、新幹線のぞみはthe NOZOMI super expressですし、はやぶさも確かthe、そして1カ月前、みんなの九州きっぷ利用で乗った特急かもめ等、JR九州の特急もthe だったはずです。a表記は初めて見ました。JR他社や私鉄各社ではどうなるのか気になるので、これから先、愛称がついた特急に乗るたびに見てみようと思います。

また、この日は成田8時発の飛行機に乗るために朝5時前に起きたということもあり相当眠たかったのですが、車窓を眺めたかったので人知れず、睡魔と格闘していました。しかし、相手が強すぎて、敗れてしまいました。数分後覚醒し、しばらく車窓を眺めているとまた睡魔が襲ってきて格闘するもあえなく敗戦…函館までずっとこんな感じでした。

そんなこんなで札幌から約3時間50分で終点函館に到着です。

スーパー北斗時代には札幌~函館間を最速2時間59分、表定速度106.8km/hというとんでもないスピードで駆け抜けていたわけですが、相次ぐ車両トラブルで速度が抑えられ、それと恐らく特に冬季の北海道新幹線への接続を考えてダイヤに余裕を持たせたかったというのもあるのでしょう、今では最速でも3時間33分かかります。2時間59分で結んでいた時代は途中の停車駅は東室蘭のみや、東室蘭と苫小牧のみとかなり抑えめだったようです。

北斗19号 函館1752→2136札幌

さて、函館到着時点で18時前、この日は朝5時前起床ということを考えても函館泊が妥当のように思いますが、私は翌日札幌730発の特急宗谷に乗るために札幌に行かなくてはなりません。ということで、函館で約40分ほど滞在したのち乗ってきた北斗14号の折り返し、北斗19号で札幌に向かいます。函館観光は前年来た時にしましたし今回は立ち寄るだけにしました。

北斗19号は自由席にしましたが、札幌までガラガラでした。キハ281系は座席のリニューアルがされ、デビュー当初の青い座席からJR北海道グレードアップ座席に変更されている車両が多いのですが(写真がなくて分かりにくいと思いますが)、この編成では6号車のみリニューアル前の青い座席となっていたので、そちらに乗ることにしました。当たり前っちゃ当たり前ですが座り心地はグレードアップ座席の方がよかったです。

途中新函館北斗にてキハ281系北斗16号とすれ違うなどありましたが、車内では途中から完全に寝てましたね。函館行きでは車窓を眺めたかったというのもあり睡魔に抵抗しましたが、札幌行きでは途中で日が沈み車窓が真っ暗闇になったというのもあり、睡魔に抵抗する必要性が無くなったので、無抵抗で睡魔に屈することにしました。

 

と、この日は朝5時前に起きて北海道に飛び、北海道上陸後も夜9時半頃まで移動していたというのもあり、とても疲れましたが、大好きなキハ281系で8時間も過ごせたのでとても満足な1日目となりました。途中でも書きましたが、2日目は特急宗谷で稚内に行った後、宗谷岬を訪れました。それは次の記事に書こうと思います。

 

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