ザンギの鉄道旅行

復刻版時刻表を使って色々遊んだり、たまにリアル旅行記も書いたりしています

みんなの九州きっぷ(北部版)利用の九州旅行記2日目

 

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↑この記事の続きです。

ゆふいんの森1号 博多924→1137由布院

この日はまず特急ゆふいんの森にて由布院に向かいます。一度ゆふいんの森に乗ってみたかったんですよね。ゆふいんの森にはキハ71形ゆふいんの森Ⅰ世(4両)ととキハ72形ゆふいんの森Ⅲ世(5両)があるのですが、1号はキハ72形でした。席は先頭1号車の中ほどのD席(進行方向右側)です。由布院方面行は慈恩の滝豊後森機関庫が見える右側席がおすすめです。また、私の席からだと前面展望はなかなか見づらかったです。

途中、原田(こう書いて「はるだ」と読みます)でしたかね、或る列車を追い抜いたんですが、私の席とは反対側に止まっていたため、写真を撮ることはできませんでした。

車窓を眺めること2時間ほど、終点由布院に到着します。次は別府行きのゆふいんの森3号に乗車し大分に向かうのですが、それまで1時間ほど時間があるので、昼食をとったり、駅前を散策したりしました。ゆふいんの森3号で博多→大分といってもよかったのですが、キハ71形とキハ72形両方に乗りたかったこと、由布院を散策したかったことからこのような行程にしました。

ゆふいんの森3号 由布院1238→1323大分

次はキハ71形です。外観もさることながら、車内の様子も違っていました。今回の席は先頭1号車の3列目、ということで全面展望はそこそこ見やすかったです。

さて、大分到着後はソニック36号(白 大分1411→1537小倉)で小倉まで行き、1時間待って小倉からソニック40号(青 小倉1639→1728博多)に乗車し博多に行き、空路にて帰途につく、というように青と白両方のソニックに乗る予定だったのですが、ゆふいんの森3号の車内でソニックの時間を確認していると臨時ソニック74号があることに気づきました。これに乗ると博多着が1547ということで博多到着後、白いかもめにて博多↔佐賀往復ができることが分かりました。最後に特急かもめにもう一度乗りたかったことから急遽こちらに変更することにしました。白いかもめと白いソニックはどちらも同じ885系なので、ソニック74号が青だと結局両方乗ったことになり、当初の予定の目標も一応達成となるのですが、さてどちらだったのでしょうか

 

大分駅到着直前、留置所に885系白いソニック)が待機しているのを見て、おそらくソニック74号が白だと悟り(ちなみに1次車でした。過去記事にも書いていますが、私は圧倒的に2次車派です)、じゃあ青いソニックはまた今度と思っていると、前方に見覚えのある黒い列車が見えてきました。いや、まさか2日連続で?と思っていると案の定その正体はこちらでした。↓

 



そう、ななつ星in九州です。前日佐賀駅で遭遇してとても驚いたのですが、まさかの2日連続遭遇ということで大興奮でした。私は別にななつ星のスケジュールを調べていたわけではないので、本当にたまたまなのですが、こんなことあるんですね。本当にびっくりしましたし、うれしかったです。

ちなみにななつ星の行先は「新たな人生」でした。

ソニック74号 大分1345→1547博多

 

さて、ななつ星に2日連続で遭遇し大興奮の私ですが、それを横目にソニック74号で博多に向かいます。ソニックには停車駅の多いタイプ少ないタイプがあるのですが、このソニック74号は停車駅の少ないタイプで、大分を出ると、別府、中津、行橋、小倉、黒崎、折尾のみに停車し博多に向かいます。多くのソニックが停まる杵築やUSA、宇島といった駅も通過していきます。

席は6号車の1番前。博多行のソニックは大分→小倉は6号車(青ソニックは7号車)が先頭、小倉で向きを変え、小倉→博多は1号車が先頭となります。ということで前日のかもめ94号と同じく、885系の見にくい前面展望を楽しむこととします。

 

前述の通り、このソニックは停車駅の少ないタイプで、かなりの勢いで飛ばしていきます。885系の性能をフル活用しているんじゃないでしょうかね。めちゃくちゃ速かったです。特に別府→中津間はノンストップで約70kmの距離を38分で走り抜けるという俊足ぶりでした。高速走行しながら、カーブでは振り子で車体を傾けるというのが乗っててとても楽しかったです。かもめも肥前鹿島~諫早間で約40分ほどノンストップの区間があるのですが、急カーブが多くて速度が抑えられること、途中ですれ違い待ちをすることから、前日かもめに乗ったときはそれほど高速振り子を楽しめなかったんですよね。あれはあれで左右に次々と揺られて楽しかったのですが。

 

小倉に到着し、ふと窓の外に目をやるとこんな列車が停まっていました。↓

 

少し見えにくいかもしれませんが36+3です。こちらもスケジュールを知らなかったですし、遭遇してとても驚きました。前日は、かわせみ・やませみ・いさぶろう・しんぺい、ななつ星そしてこの日は、或る列車ななつ星、36+3と、2日間でこれほどの観光列車にたまたま遭遇するとは持っているなと思いました。

 

かもめ27号 博多1555→1632佐賀

前日885系、白いかもめには合計3回乗ったのですが885系革張りシートに乗りたかったため、もう一度乗りに行きました。885系はデビュー当初グリーン車だけでなく、普通車も全席革張りシートでしたが、革のにおいが苦手や、すべって乗り心地が悪いなどの理由により、モケットのシートに変更されていき、今では革張りシートはグリーン車と一部の編成の1号車指定席にしか残っていません。

885系の革張りシート

革張りシートに乗れるかは運要素もあったのですが、しっかり革張りシートに乗れました。しかも私が大好きな2次車です。帰る前にもう一度2次車に乗れてよかったです。

また、よく見ると前日乗ったかもめ94号と同じ、SM9編成でした。

 

かもめ26号 佐賀1637→1713博多

最後に乗車したのはかもめ26号です。885系1次車でした。自由席乗車の列が結構長く、座れるか心配だったのですが、なんとか座れました。

 

おわりに

こんな感じで九州北部を旅行しました。大好きな885系に乗れたり、たくさんの観光列車に遭遇したりととても幸せな旅行でした。博多~鳥栖間は何回移動すんねんとつっこみたくなるくらい乗りましたけどね。(笑)

最後に、今回は8000円のみんなの九州きっぷ(北部版)利用し特急、新幹線に乗りまくったのですが、正規運賃だとどのくらいかかったのか計算しようと思います。乗車券はひとまとめにせず、それぞれの区間で購入し、指定席を利用した区間は指定席運賃も加え、九州ネット切符などの割引切符も使わないものとします。

 

 

なんと44980円でした。みんなの九州きっぷ恐るべし。8000円で約45000円分も乗っていたとは。博多~長崎の往復でも十分元は取れますし、九州在住の方にはちょっとした遠出にも使えますね。

以上最後まで読んでいただきありがとうございました。