今回は前回の記事↓とは逆、青春18切符で西大山→稚内と進んでみます。今回も青森→函館は特例として青函連絡船を用いることとします。また、前回の記事を読んでいない方向けですが、現在青春18切符で日本縦断は、肥薩線の不通と接続悪化のため不可能となっています。2021年3月のダイヤ改正前まではできたんですけどね。
では、見ていきましょう。
西大山→稚内
・1日目
西大山6:56→7:05山川7:13→8:32西鹿児島
ここで一旦止めます。前回と同様、熊本経由で行くか、大分経由で行くかの選択があるからです。
順に見ていきましょう。ちなみに、西鹿児島へ南下するのは夜行普通列車があったこともあり、大分経由の方が早く着きました。北上する場合はどうなるでしょうか。
熊本経由
西鹿児島9:07→18:51鳥栖20:16→(13:37大阪)
八代16:06→13:37大阪という夜行普通列車に乗って翌日の昼に大阪まで行けます。
この列車は八代始発なので、鳥栖からではなく、八代から乗ってももちろん構いません。
大分経由
西鹿児島9:06→13:07宮崎13:53→15:31南延岡16:27→00:21門司
門司に00:21に着いても大阪着は13:37以後となるため、北上は熊本経由の方が先に進めるようです。よって、熊本経由を採用し、2日目は大阪13:37スタートとします。
・2日目
さて、またルート選択です。今回は日本海側を進むか、太平洋側を進むかです。東から西に進む際は、太平洋側ルートの方が先に進めました。今回はどうなるでしょうか。順に見ていきましょう。
日本海側
大阪14:08→22:53富山
となり、日本海側は富山まで。
太平洋側
大阪14:08→16:20米原17:15→23:55沼津
となり、沼津まで。
両ルートとも深夜に一気に距離を稼げる夜行普通列車には乗れず、ここまでではどちらのルートがいいのか分からないので、さらに続きを見ていこうと思います。
・3日目
日本海側
富山5:25→13:35新潟13:45→14:04新津15:23→22:16羽後本荘
となり、秋田の手前羽後本荘まで。
太平洋側
沼津4:49→7:23東京→上野11:08→(8:13青森)
※東京→上野は本数が多いため、時刻表に早朝、深夜のみの掲載。東京を7:23以後に出て、上野に11:08以前に到着する列車があると仮定。
こちらは上野で青森行の夜行普通列車に乗り継げました。所要時間は驚異の約21時間!長すぎますね。
また、4日目、羽後本荘発の青森最速到着は13:44となるため、太平洋側ルートの方が先に進めます。よって、太平洋側ルートを採用し、4日目は青森8:13スタートとします。
・4日目
青森9:30→14:00函館15:08→23:57札幌
となり、一気に札幌まで行けます。
4日目に札幌にたどり着けたら、この記事↓にもあるように5日目に稚内に到着できます。
・5日目
札幌6:32→18:58稚内
最速到着は音威子府から天北線経由で向かったときの18:52ですが、一本で行けるルートを採用しました。天北線経由、または、羽幌線経由で向かうとどうなるかは上の記事をご覧下さい。稚内到着はそんなに変わらないですがなかなか興味深いことが起こっています。
いかがだったでしょうか?前回も書きましたが、列車の性能は現在の方がはるかに良いです。しかし、夜行普通列車の存在や、現在第三セクターとなっており、青春18切符では利用不可の路線も使えるため、ある種"ショートカット"ができて、日本縦断可能ということがわかりました。
最後に最速ルートを簡単にまとめておきます。
1日目西大山→2日目→大阪→沼津
3日目沼津→4日目→青森→札幌
5日目札幌→稚内
最後まで読んでいただきありがとうございました。