タイトルが長くなってしまいました。1記事に詰め込み過ぎましたかね。
東根室に行ってからおよそ半年後、つい先日、日本最南端の鉄道駅、西大山駅と薩摩半島最南端、長崎鼻(こんな名前ですが、鹿児島にあります。大分にもあるらしいです)に行ってきたので、その時のことを書こうと思います。
鹿児島中央→指宿
始まりは鹿児島中央駅。まずは砂むし温泉に入るために、鹿児島中央7:51→8:59指宿
と指宿に向かいます。ちょうど通学の時間帯ということもあり、混むかなと思っていましたが、鹿児島中央に向かうのではなく、鹿児島中央から出ていく列車であったためか、そこそこ高校生は乗っていましたが、それほど混んでいませんでしたし、途中いくつかの駅で高校生の集団が降りてからはがらがらでした。途中駅ですれ違った鹿児島中央行きの列車はかなり混んでいましたがね。
そんなことを言っているうちに1時間ほどで指宿に到着します。ここからはグーグルマップによると1.4kmほどの距離を歩いて砂むし会館砂楽に向かいます。
まずは2階の受付でタオル代等諸々込みで1500円支払います。砂よけタオルもバスタオルも現地で借りられますので、手ぶらで行っても問題はありません。バスタオルは返却ですが、砂よけタオルは購入(200円)となり、持ち帰ることができます。200円もったいないという方は自分でタオルを持っていっても大丈夫です。
受付で料金を支払ったあとは1階の更衣室に向かうのですが、1階に降りるとこんなものがありました。↓
そう、イーブイです。指宿駅にもイーブイのグッズがあり、指宿とイーブイなんの関係があんねんと思い調べてみると、指宿市では、
イーブイ好き→いーぶいすき→指宿
と語呂が似ているからという(わりとこじつけの)理由でイーブイが指宿市スポーツ・文化交流大使に任命されているようです。このパネルだけでなく、市内にはイーブイとその進化系のマンホールが設置されているようです。
イーブイの話は置いといて、更衣室で浴衣に着替えた後、案内に従い指定の場所に向かいます。あとは係の方にお任せです。寝転ぶ際、頭にタオルをかけてくれ、その後、砂をかけてくれます。砂風呂は初めてなのですが、その感想としては"重っ"でした。かなり砂の重さを感じました。しかし、次第に慣れてくるとポカポカして、気持ちよかったです。かなり汗はかきましたよ。
砂風呂の会場には時計があり10分経ったら出てください、とのことでしたので、10分後、自分で脱出しました。ちなみに、砂風呂の効果は普通の入浴の3〜4倍ほどあるそうで長時間入ると血管や心臓に負担がかかったり、砂も熱いので低温やけどの恐れがあったりと危険なのでやめましょう。
出たあとは砂を落とす場所があるのでそこで砂を落としたあと、通常の温泉に入りました。平日の朝ということで空いていると思っていましたが、そこそこ混んでいました。
指宿→西大山
さて、砂むし温泉を満喫したあとはまた指宿駅まで1.4kmほど歩いて向かいます。
そして、指宿からは
指宿11:30→11:52西大山13:39→14:41枕崎15:53→18:43鹿児島中央
と行く予定で、西大山なんもなさそうやし1時間半どうしよかな?まあ、最悪そんくらいなら駅周辺ブラブラしてあとは駅で休憩するか〜と思いながら歩いていましたが、指宿駅に着くとこんな掲示がありました。↓
マジかよ…そんなん知らんて…
朝着いたときにはこの掲示に気づきませんでした。この日は工事実施日でしたので、影響をもろに受けます。指宿11:30発枕崎行が西頴娃行に変更となりましたが、西頴娃は西大山より先なので、指宿11:30発で西大山までは行けます。しかし、その後乗る予定だった西大山13:39発(指宿13:19発)が運休ということになり、次の列車となると、西大山14:43発となってしまいます、つまり、西大山での滞在時間が3時間となり、それに伴い、枕崎での滞在時間がたった7分となってしまいました。西大山1時間半ならどうにかなったやろうけど、3時間なんどないしたらええねん、さすがに3時間もボーッとすんのはイヤやで、それに枕崎散策したかったのにできひんやん、と思いましたが、そんなことを言ったところで運休となる列車が運行されるわけではないので、まあ、しゃーないなと、とりあえず指宿11:30発に乗り込みました。
そこから20分ほどで西大山駅に到着します。
ついにやってきました!西大山!あと残すは日本最西端たびら平戸口のみです。それもこの2日後に行き、日本最○端の鉄道駅、全駅制覇してきました!(ゆいレールは知らん)
西大山では私以外にも数人の方が下車され、写真を撮られていましたし、列車ではなく車で訪れている方もいらっしゃいました。1つ驚いたのが、若い女性が結構駅に来られていたことです。鉄道ファンくらいしか訪れないと思っていたので意外でした。なんでしょう、映えるんですかね?私にはよくわかりませんが。
駅の写真を撮ったあとは、西大山駅の前にあるかいもん市場久太郎にて、到着証明書を110円で購入しました。
西大山→長崎鼻→ 西大山
さて、問題はここからです。3時間をどう潰すかです。着いてからまだ10分も経っていません。幸い駅前に周辺の案内板があったので、そこにあった長崎鼻(グーグルマップで徒歩4.3km)に歩いて向かうことにしました。私の足なら片道1時間もあれば十分行けますし、いい感じで時間を潰せるだろうと考えたためですが、温泉で疲れを癒やしたあとに往復8.6kmも歩いて疲れにいく、という謎行動を取ることになりました。
人が全然歩いていない田舎道をひたすら歩き続けます。そして、もう少しで長崎鼻、というところでまさかの光景が。そう、西大山で下車された方が私の横を自転車で抜いていったのです。しかも複数の方が。は?どゆこと?地元の人ではなさそうやったし、レンタサイクルでもあったんか?と思い調べてみると、先程到着証明書を購入したかいもん市場久太郎にて、レンタサイクルがあったとのことです。なるほど…そういうことでしたか。全く気づきませんでした。先程の掲示といい事前調査が甘かったですね。
そして、長崎鼻に到着します。
この日はあいにくの曇りでしたが、晴れていたらさぞ景色はきれいだっただろうなと思います。長崎鼻は浦島太郎が竜宮城へ旅立った岬として言い伝えによるられているらしく乙姫様を祀った龍宮神社や、浦島太郎とカメの像がありました。浦島太郎とカメの像の周りを2周(男性は左回り、女性は右回り)し、カメをなでると願いが叶うそうです。皆さんカメの頭を撫でるのか、そこだけ色が違いました。(私も頭を撫でましたが)
その先灯台があり、さらにその先も降りることができたので、行ってみました。
行こうと思えばもっと先までいけますが、途中大きめの水溜りがあったのでこの辺までにしておきました。
この記事では長崎鼻の魅力を十分伝えきれていない気がしますが、長崎鼻はいいところでしたよ。線路工事の影響で西大山3時間滞在となったときはホントどうしようかと思いましたが、そのおかげで長崎鼻に行くことができたので結果的によかったです。みなさんも西大山駅を訪れた際は待ち時間を使って長崎鼻に行ってみてはいかがでしょうか?もちろん、レンタサイクルで。言うまでもなく、往復歩きはしんどかったです。
そう、私は帰りも歩きです。行きと同じ人っ子一人いない、とは言いませんが、二人、三人しかいない道をひたすら歩き西大山駅に戻ります。ちなみに、長崎鼻から西大山の3つ隣、開聞駅まではバスが出ていますので、そちらを利用してもいいかもしれません。確か1時間に1本くらいあったと思います。(2022年3月現在)
西大山→枕崎→鹿児島中央
西大山から今度は最南端の始発・終着駅、枕崎駅に向かいます。西大山から枕崎までは1時間ほどです。
稚内駅を訪れたときもそうでしたが、最果ての終着駅、ということで、ここまでくると一種の達成感がありました。
しかし、そんな達成感に浸っている暇はありません。なにせ7分しかないもので。駅周辺の写真を撮って即、折り返しの鹿児島中央行に乗り込み、鹿児島中央に向かいました。ある場所ではのんびり時間があったり、またある場所では全然時間がなかったりと緩急のついた1日でした。
この翌日、鹿児島中央から長崎に向かい、さらにその翌日日本最西端の駅、たびら平戸口を訪れました。そのことも別記事で書こうと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。