稚内駅の次に行った日本最○端の駅は東根室駅です。稚内駅を訪れた3年後、昨年の夏に行ってきました。稚内駅を訪問記としたのに、東根室駅を通過記としたのは、東根室駅を通ったもののホームに降り立ったわけではないため、訪問とは少し違うかな〜と思ったからです。
また、根室駅から本土最東端の納沙布(のさっぷ)岬の方にも行ったので、そのときのことも書こうと思います。
このときは北海道&東日本パスという切符を利用しました。この切符は普通列車(快速含む)しか乗れない点は青春18切符と一緒なのですが、いくつか違う点があるのでまとめておきます。(情報は2022年3月のもの)
細かい違いは他にも色々あるのですが、大きく異なるのだけピックアップしました。
北海道&東日本パスの方は、その名の通り北海道・東日本エリアしか利用できない、1人1枚持つ必要があり、連続する7日間のみ有効等の制約がありますが、第三セクターの青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、北越急行に乗れる、5日以上利用する場合、青春18切符より1日あたりの値段が安くなる、新幹線も新幹線、在来線ともに比較的本数の多い駅(新青森、新函館北斗)を利用できる等のメリットもあります。
では、旅行記の方に入りましょう。
旅程はこんな感じです。
釧路8:18→10:45根室11:00→11:44納沙布岬12:40→13:24根室13:34→15:52釧路
釧路駅から(東)根室駅までは列車1本で行け、根室↔納沙布岬(赤字部分)はバスです。
根室本線の釧路〜根室間を花咲線と言うのですが、その花咲線は海沿いを走ったり、湿原の中を走ったりとかなりの絶景路線です。また、絶景路線≒秘境路線であり、これは花咲線も例外ではなく、秘境駅は多かったです。以前、宗谷本線を利用したときは初めて見る北海道の秘境駅に驚きまくっていましたが、このときはその経験があったので、驚きませんでした。人間初めて見るものには驚いたりしますが、慣れてくるとそれが普通となり、特に驚くことはなくなるようです。東根室駅も一番上に貼った"稚内駅訪問記"の記事内にある北星駅と似た感じなのですが、全く驚かなかったんですよね。
さて、そんなこんなで釧路から2時間半ほどで東根室駅に到着します。
東根室駅で数分停車してくれるというわけではないので、ホームに降りる時間はなく、車内から駅名標と日本最東端の駅の碑を撮影しました。これぞ通過記の通過記たるゆえんって感じです。ホントは東根室で降りて駅周辺の散策もしたかったのですが、それ以上に納沙布岬に行ってみたかったので、そちらに向かいました。
東根室駅を出て3分ほどで日本最東端の有人の駅、根室駅に到着します。
さて、到達証明書(駅によって呼び方が異なります)はその駅の窓口や駅前の施設で手に入るのですが、東根室駅の到達証明書は隣の根室駅の前にある観光インフォメーションセンターで配布されています。そう、配布です。購入ではありません。最○端の駅4駅の中で唯一無料で到達証明書が手に手に入ります。また、東根室駅前にあるわけではないので、例えば、根室中標津空港から車で根室駅に向かい到達証明書を手に入れた後、また空港に向かうなどをすれば、東根室駅に到達していないのに到達証明書を手に入れることもできますし、逆に釧路から東根室駅で降り、根室駅に寄らずそのままに釧路に戻るなどをすれば、東根室駅に到達したのに到達証明書を手に入れることができないという事態になってしまいます。
では、納沙布岬に向かいましょう。納沙布岬は根室半島の先端にある岬で、北方領土含め、離島などを除くと、本土最東端の場所です。公共交通機関利用では路線バスで訪れることができ、私もバスを利用しました。観光インフォメーションセンター内にバスの案内所があり、納沙布岬行のバスはその前から発車しますし、案内所横の券売機で納沙布岬までの往復割引切符も買えます。根室駅から納沙布岬までは割と距離があり、バスで片道45分ほどかかります。納沙布岬では1時間ほど滞在時間があったのですが、観光したり、昼ごはんを食べたりしていたら結構時間がギリギリでした。納沙布岬には北方領土資料館なるものがあり、そちらも行ってみたかったのですが、時間的に断念しました。
晴れていたら北方領土が見えるとのことでしたが、この日は曇っていたため見えませんでした。一番近い歯舞群島、貝殻島までは3.7kmしか離れていないそうです。
と、こんな感じで行ってきて東根室駅の到達証明書も手に入れましたが、東根室駅の散策ができなかったこと、北方領土資料館を訪れられなかったことなど、やり残したことがあり、私の中ではとりあえず行ってきた感がどうしても拭えません。今度稚内駅を訪れる旅行の時一緒に(と言っては距離が遠すぎますが)東根室駅訪問(今度は通過ではなく)も組み込もうと思います。(なぜ私がまた稚内駅を訪れるかは上の記事を読んでください)
最後まで読んでいただきありがとうございました。